体力が弱っていることや骨髄抑制が強く,治療が難しくなりつつあることは事実かもしれません.
ここでは,この事実こそが患者にとってのBAD NEWSです.少し間をおいたり,「残念ですが」など, KさんがBAD NEWSを受け止められるように(【RE:心の準備ができる言葉かけをする】)工夫をする必要があります.
また,「なんとか治療を続けたい」と思うKさんの気持ちに寄り添う(【RE:共感を示す】)対応ができていません.初めから患者の希望を否定するのではなく,「なぜ治療を続けたいのか」を聞きだす(【RE:気がかりを探索する】)ことで,Kさんの生活上の問題や希望,不安に思っていることを明らかにすることができるようになり,よいコミュニケーションが成立します.
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