ベッドごとに患者の予約を入れる方法は、患者数がほぼ一定で、頻繁にベッドを回転させる必要がない施設では無理のない方法である。

ただし、患者数が増えてくると、診察や検査の遅れによって予約時間のずれが生じ始め、機能しにくくなる。
予約方法は、1日の外来化学療法の患者数と病床数のバランスを考慮して決めることと、環境の変化があった場合は、これまでのやり方を改善したり、変更することが大切であろう。
また、外来化学療法では、血液検査、薬剤の準備、混雑などによって、患者さんの
待ち時間が長くなりがちである。職種ごとに、時間短縮のために前日までにできる
こと、当日にできることを整理し、それらを確実に実施するよう心がけたい。