切除不能の進行再発大腸癌は、現在の医療技術を以てしても治癒は不可能であるとされてきた。進行再発大腸癌治療の主な目的は症状をコントロールし、腫瘍の増殖を抑え、無増悪生存期間(progression-free survival; PFS)および全生存期間(overall survival; OS)を延長することである。今回は進行再発大腸癌に対する化学療法の各種レジメンと、化学療法の変遷の概要を取り上げる。
2010年9月15日掲載
2013年12月27日改訂
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