75歳、男性 | |
なし | |
特記すべきことなし | |
特記すべきことなし | |
− | |
患者は積極的な治療を望んでいる。 |
ここ数年来、胸やけを自覚することが多く、近医から度々プロトンポンプ阻害剤の投与を受けていた。平成17年8月ごろより、固形物の通りが悪くなり、同年9月精査目的で当院を紹介された。来院時に行った上部消化管内視鏡検査で、門歯列より約35cmの部位から食道・胃接合部にかけて管腔の約1/2を占める腫瘍が存在し、組織検査の結果はadenocarcinomaであった。
- 身長168cm、体重58kg。
- 最近半年で約5kgの体重減少が認められる。
- 左鎖骨上リンパ節を触知する。
- 貧血・黄疸なし。
- 胸・腹部に異常は認めない。
- PS=0
頸部〜骨盤部CT検査所見
1) 頸部、鎖骨上、肺門部、噴門部および傍大動脈リンパ節の腫大を認めた。
2) 肺および肝への転移は認めない。
WBC | 5,500 | Neutro | 65% |
RBC | 440万 | Plt | 27万 |
Hb | 14.1 | ||
Na | 140 | Cl | 102 |
Cr | 1.0 | Alb | 3.8 |
GOT | 25 | GPT | 30 |
ALP | 280 | K | 4.8 |
BUN | 19 | TP | 7.0 |
LDH | 220 | γ-GTP | 55 |
24時間Ccr | 68 | ||
CEA | 12.5 | SCC | 2.1 |
出題:瀧内先生