富山県厚生農業共同組合高岡病院(以下、厚生連高岡病院)に「総合的がん診療センター」が誕生したのは、2007年に地域がん診療連携拠点病院に指定されたのが1つのきっかけでした。がん診療に携わる医師や、専門的な知識と技能を有する看護師・薬剤師などの医療スタッフを集中させ、チームで高いレベルの診療を提供することを目標にしています。臓器別の診療を行う「がん種別診療科」に加え、「腫瘍内科」「内視鏡治療科」などの臓器横断的な診療を行う部門を併設しているのも、このセンターの特徴といえます。開設までの経緯や現在の状況、今後の展望について、センター長の柴田和彦先生と薬剤師、看護師の2名のスタッフの方にお話を伺いました。