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化学療法のレジメンは担当医が前日16時までに電子カルテで仮オーダーを発行します。化学療法センターでは当日朝、仮オーダーからその日の患者数・治療内容を把握し診療計画を立てます。患者さんは、治療当日に採血後、検査結果が出しだい主治医の診察を受けます。そこで化学療法が可能と判断されれば仮オーダーが正式なオーダーへと変更されます。これを受けて薬剤部で治療内容の監査が行われ、さらに電子カルテによる処方内容確認が困難な経口抗がん薬もダブルチェックが行われます。そして患者さんが化学療法センターに到着すると抗がん薬の調製が開始されます。化学療法センターでは診療当日、担当看護師が同一患者さんの対応を行うようにしています。なお、薬剤投与時はバーコードを用いた電子カルテでの患者認証が行われます。また、電子カルテの文書管理機能 (Yahgeedocument system:ヤギー株式会社) を用いてチームによる患者さんの状態把握を行っており、医師用、看護師用、薬剤師用記録欄を作成し7月から運用開始しました。医師記録欄には化学療法の内容と患者さんおよびそのご家族への病状説明を記載し、看護師記録欄では有害事象についてGrade別に記載し、客観性を持たせています (図1)。薬剤師記録欄には薬剤説明を記載しています。各職種が相互の診療内容を簡単に確認できますし、電子管理の特性を活かして統計をとることも容易にできるため、非常に有効なツールだと考えております。
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