副作用対策の巻 大腸癌分子標的治療編
2010年12月10日第7回 副作用対策の巻 2010年12月10日 ホテルラフォーレ東京にて
其の壱
分子標的治療薬では、既存の化学療法とは異なる副作用が起こりうる。薬剤ごとに副作用プロファイルを確認し、緊急時の対策も含めて備えるべし。
 分子標的治療薬と既存の細胞毒性抗癌剤との大きな違いが、これまではあまりみられなかった
副作用が起こりうることである。分子標的治療薬を用いる際は、その薬剤の副作用プロファイルを確認し、緊急時の対応 (Bevacizumabでは血栓症や消化管穿孔、抗EGFR抗体薬ではinfusion reactionなど) も含めて体制を整えておくことが必須である。特に、脳・心血管障害などの血栓症はまれではあるが、発症すると循環器内科や神経内科での緊急治療が必要になるため、他施設との連携も考えておくべきであろう。
其の壱 其の弐 其の参
其の四 其の五
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