分子標的治療薬の導入以後、副作用の種類は格段に増えている。患者向けの資材はあっても
一度にすべてを理解し、覚えられるわけではない。治療前のインフォームドコンセントで一通り説明した後も、コメディカルと協力してフォローすることが大切である。
例えば、医師から説明を受けた後、(1) 患者本人が最も不安に思っている副作用を尋ねて十分な説明を行い、患者の不安を解決する、(2) それ以外の副作用は、発生が予測される時期の直前にその都度説明する、といった方法もお勧めである。