WEBカンファレンス | 臨床の場で遭遇しうる架空の症例に対して、それぞれの先生方に治療方針をご提示いただき、日常診療における治療方針の選択にあたっての問題点等を議論していただいています。

CASE 18 Bevacizumab投与中の進行・再発大腸癌 2009年4月開催

CASE18 写真

ディスカッション 3

蛋白尿に対しては、どの時点で、どのように対応するか

瀧内: 本症例では基礎に糖尿病があり、初期より蛋白尿が出ています。蛋白尿が出ることによって、さらに血圧が上がる可能性がありますので、早期にきちんと対応することが重要だと思います。

大村: 1日蛋白尿量の定量検査はどのタイミングで行いますか。瀧内先生は、蛋白尿(2+)が2回続いた時点ですか。

瀧内: そうですね。蛋白尿(2+)が続いたら蓄尿を行い、1日尿蛋白量が2gを超えたら、bevの休薬を考えます。定性反応はあまり正確ではありませんから、定量検査は必須です。Bevを何例も使っていると、きめ細やかな対応が必要な薬剤だということを実感します。

佐藤: 確かに、定性反応はもう一度測定すると、(2+)が(1+)になることもあります。Bevを使用する際は、血圧と蛋白尿を定期的にきちんと評価していく必要がありますね。

WEBカンファレンスのトップへ
ディスカッション 2
ディスカッション 4
このページのトップへ
MEDICAL SCIENCE PUBLICATIONS, Inc.
Copyright(C) MEDICAL SCIENCE PUBLICATIONS, Inc. All Right Reserved.

GI cancer-net
消化器癌治療の広場

Supported by 武田薬品工業

Copyright © PharMa International Inc. All rights reserved.