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瀧内: 本症例では基礎に糖尿病があり、初期より蛋白尿が出ています。蛋白尿が出ることによって、さらに血圧が上がる可能性がありますので、早期にきちんと対応することが重要だと思います。
大村: 1日蛋白尿量の定量検査はどのタイミングで行いますか。瀧内先生は、蛋白尿(2+)が2回続いた時点ですか。
瀧内: そうですね。蛋白尿(2+)が続いたら蓄尿を行い、1日尿蛋白量が2gを超えたら、bevの休薬を考えます。定性反応はあまり正確ではありませんから、定量検査は必須です。Bevを何例も使っていると、きめ細やかな対応が必要な薬剤だということを実感します。
佐藤: 確かに、定性反応はもう一度測定すると、(2+)が(1+)になることもあります。Bevを使用する際は、血圧と蛋白尿を定期的にきちんと評価していく必要がありますね。
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